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コミュニティのつくり方

 

民間100%出資の移住定住の取り組みの「ドットツリー」では定期的に「ランチミーティング」を取り入れています。

実際に企画段階からこのランチミーティングは計画されていたんです。なぜならば移住定住をしたあとに、

コミュニティがなかなか作れないという話を聞いていたこと。もうひとつは「ビジネスの連携」を加速するためでした。

 

ランチミーティングの利点は「1時間」で終わること。夜に飲み会とかだとずっと飲んでしまう場合があるので、

小さく話をするにはお昼のちょっとした時間で情報を交換するだけでいいんですよね。

昨日も7名が管理棟に集まり 何気ない話をしていましたが、こういうことが後から

「そういえばあの時の話さ」となります。

どんなに文化が発達しても顔をつきあわせることは大切ですね

 

もうひとつ僕らがドットツリーで体感していることは、今までの日本では「立地」と「値段」で自分の住むエリアを

決め 住み始めてから地域とコミュニケーションを取って行くという流れでした。 住んでから近隣の方ともめたり

することもあるという話は聞いたりしていました。 しかしここでは「面談」を先にしてからでないと入居ができない

ということがあります。ある一定のフィルターがあり、意気投合した方や同じ方向性を持っている人が入居される。

だからこそ、皆が同じ空気感を持って場を共有することができているんですね。

 

この部分を最初から考えておいたことが いまのドットツリーではポイントになっていると感じています。

筆者 飯倉清太