大学生が休学すれば地域おこし協力隊に行けるの?

「大学生が休学して 地域おこし協力隊になれる?」

 

答えから言いますが「なれます」。とはいえ これについては色々なご意見があると思いますし、「学生の立場」「親の立場」から見れば角度が違うと思いますが、まずは頭の中のイメージとして「もし自分が学生の時だったら」

 

僕自身が学生の時に「16万」貰えて 家も借り上げてくれて何年か行けるというのであれば「9割」行くと判断したでしょう。とはいえ当時自分が学生だったときはバブルが弾けたあとくらいですから田舎へ行こうという感覚はなかったですが、いまもし学生ならばという行くという判断です。

実際、19歳の時にアメリカの半分を車で旅し。サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジの上で車のクラッチが故障して大変だったり、ラスベガスで旅行資金を失ったり(笑) 28歳の時は2ヶ月半ヨーロッパを放浪したりしました。 そのときは「いいのかな」って思いましたけど 今振り返ると全てが「役に立っています」 経験に勝ものはないと思っています。

 

しかし 大学生の親であった身としては もし子供が「休学して地域おこし協力隊に行きたい」と言ったら「ふざけるな」と言っていたと思います。4年間できっちり卒業してもらいたいというのが親の願いだし、まずは本人が選択したものを学んでからにしろ!と言ったでしょう。

 

しかし・・・いま もし子供が「行ってみたい」と言ったら 「行ってみたら良い」と言います。それはなぜか、いくつか理由がありますが 例えば大学へ行った理由を持っていない学生がいるとしたらどうでしょうか。取り敢えず受けた大学に入学して単位を取るならまだしも、途中からやる気をなくし ただ履歴書に「大卒」と書くためだけに行っているという状況であれば、休学しても一度世間に飛び出してみることも良いではないかと思うんです。もしかしたらこの半期の単位をほとんど落としているかもしれませんし(笑) それに16万もらって貯金して自分で生活しながら、どうせなら自分で学びたい事に使えばいいと思ですよ。

 

 僕自身も子供とのやり取りの中で色々な経験をしましたが、こんな感覚になったのは 僕の知人の方の話がきっかけでした。その方の娘さんはどうしても高校が嫌になってしまって、自分自身で困ってしまったらしいんです。でも親に相談もできず悩んでいた。それで学校へ徐々に行かなくなりはじめ結局学校へ親が呼び出された。その時知人の方は娘さんに行きたくない理由を聞いたら自分がやりたい道があったというのです。普通なら高校を卒業してからと薦めるのでしょうが

この方「じゃー辞めちゃおう」って言って そのまま高校辞めさせちゃったんです。 なぜ?って聞いたら 親がちゃんと相談に乗るし自分がやりたいことをやればいいって・・・ しかもその方 かなり社会的には地位の在る方なんですが、

サラッと言ってらっしゃったんです。

 

これは人の価値観の問題なので、それぞれ方にそれぞれの答えがあると思います。

何も地域おこし協力隊に行くとかではなく、日常に転がっている問題。

その中できっと悩む事も多いのでしょうけど、僕自身の経験でいえば

「自分を表現出来る場所」を早く見つける事って大事だと感じます。僕の場合はそれが地域活性系であり人材育成というものだったんですが。

 

長くなりましたが、学生と対話したり 自分の子供と対話したり そして自分の若いときのイメージで考えたり 様々な角度から この地域おこし協力隊を考えてみました。 もちろん「即戦力の大人」が伊豆市に興味を持って頂き来て頂けるのが喜ばしいことですが、もし若者が来たら 僕がフォローしますので 優秀な若者 ぜひトライして欲しいと思います。