3、サプライズが生まれる「前」

10月から知り合いになった方々と急激に親密度が増していったのですが、当時確かに何か「はまった」感じがありました。東部伊豆を盛り上げようという魔法の様なワードに乗っかってしまっていたんですね。 

自分のブログを読み返せば、この頃沼津や他の場所でのぶろぐ村というものに参加もするようになっていたし、「edita」や「あし@」そしてブログランキングなども使ってとにかくイーラパークや自分のお店のアクセスを増やそうと色々やっていた頃です。当然この頃から自分のお店では色々なお客様 そして何と言っても「バスガイド」さんの写真が多くなって行きます(これがバスガイドドットコムの理由)

 

前にも書きましたが、バスガイドさんやドライバーさんがお店のジェラートを食べて頂けるというのはもの凄い宣伝価値がありました。

 

1、バスの中で宣伝をしてくれる(到着する前に

2、観光関係者が食べている信用度

3、バスガイドさん達の横連携

4、写真掲載によるアクセス数の増加

 

特に一番効果的なことは「1」の部分でした。というのも観光地へ入る前にバスガイドさんやドライバーさんが「ここへ行ったらこれ!」というアナウンスをしてくれると、そこで勝負あったという感じになるのです。 ではなぜアナウンスをしてくれるかといえば、昔ならお小遣いを貰えるというのがあったのです、今っぽくいえば「ステルスマーケティング」や「ブログでの宣伝」などです。しかし僕らはリベートを一切払っていませんでした。そう「美味しいものを提供するのが最大のサービス」と考えていたからです。数十年間これを続けてきた信頼関係でジェラートを販売していました。この時の経験がそのままサプライズの中に今でも活きています

こんなことを続けていれば自ずとアクセスはどんどんと増えていきます。ブログの数も微増しながら時は年末に向けて動いて行きます。そして男ばかりの「忘年会」が沼津で催しされる事となりました。この1番最初の忘年会で、僕は【年間ベストブロガー】という賞を頂きました。確か記憶しているところでいえば2位の方と1票差だったと思います。それでもベストブロガーというものを頂いた事でたった数ヶ月ですが一緒に行動を共にしてきたメンバーと喜びを分かち合いました。 このメンバーが のちにサプライズの創設メンバーになるのです、これは非常に面白いフレームだという事に「数ヶ月後、気がつきます」。なぜなら今までの地域NPOという概念から1歩踏み出した所にあったからです。

【そして時は遂に運命の日を迎えます】

2008年1月3日

 

色々な方がお見えになったこの正月三が日でしたが、3日目の午後となるとお客様が引け始めます。そんな午後、僕はお店から出てトイレへと向かいました。その時ちょっと気になったのがこの写真の缶。この手すりから下に落ちると下手をすればそのまま「滝を見学している」方の所まで落ちて行きます。僕はイーラパークで書いている自分のお店のブログに載せようと思い写真を撮りました。そしてトイレに向かうのですが、途中にはワンカップのビン、コンビニの袋。トイレの中の鏡前にはゴミがたくさん、本当に多くのゴミが落ちていて またそれを写真に撮りブログにアップをしました。

 

タイトルは「理想と現実」。書いた内容は お客様増えればゴミも増える、タバコのポイ捨てやモラルについて書いてあります。これにコメントがいくつか入ってきました、内容は「モラルが無い!」とか「教育が!」とか、しかしメッセージでは「じゃ飯倉、お前が拾いなよ」

 

いまこの記事を読み返してみると 本当に顔から火が出そうです。本当に偉そうな事を書いているのですが 全くもって「他人事」 まったく情けない感じの記事です。しかしこの記事をアップした事で僕はコメントやメッセージを頂き そして「ゴミをやむを得ず拾う」事となったんです。 

 

これがNPOサプライズの原点となったんです

 

 

 

つづく