【続ける方法】

清掃活動というものをキーワードとして考えて行くと色々と面白い事がある。清掃を清掃と捉えると普通なのだけど、清掃というものに別の「意味」をプラスすればまったく違うものになる。だから清掃は面白い

 

しかし、この手の活動は最初のスタートは良いのだが続かなくなってくる事が非常に多い。それはなぜか?全てではないが ある程度当てはまるであろうものはある。 そこで僕(飯倉)が考えている当たり前すぎるかもしれない考え方をいくつか書いてみようと思う

 

まず続ける方法を考えるよりも、続かなかった事を思い浮かべてみよう。すると理由として

【時間】【予算】【予定】【都合】【忙しい】【楽しくない】【人間関係】【面倒くさい】【義務】【やる側の意識】【メリット】【参加者集めるのが大変】(スタッフ意見込み)などが上がるだろうか。

 

まずはひとつをテーマとしてみる 今日は「人集め」

 

さてNPOサプライズでは清掃を軸として日々活動をしているのだが、この部分で重要な割合をしめるのが「人集め」どの団体もどんなイベントでもこれはとても大変である

今でこそ多くの学生や社会人の方に参加して頂いている清掃活動だが、以前はそんなに参加者は集まっていなかった。それはなぜか?答えを先に言えば「集めていなかった」からである。正確に言えば現在も実は「人集め」を清掃活動では行っていない。

 

え?集まってるじゃん。と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、集めてはいないんです

これには理由があるのですが、サプライズがNPOとして認定を受けるか受けないかくらいの時だったと記憶していますが「次の清掃活動の時には一人がひとりを連れてこよう」という取り決めが理事会にて話し合われた事があります。その後の活動時には人が集まり「このまま参加者を増やして行こう!」という雰囲気があったのですが、実はその次からは人が減り始めたんです。

 

これには理由があります、まずは参加するコアメンバーに参加する人を連れて来てというお願いをすることが実は「ノルマ」のように映っていたのです。そうこれって実は「ストレス」なんですよね。ストレスがあるということは「楽しくない」んです。

伝える側が楽しくなければ、受ける側には響かない。だから悪い循環になってしまうんです。その雰囲気を察知するのが意外に速かったことで、この方法はすぐに「修正」したんです

 

そしてこの時「そもそもの動機」についても気がついたんですね。 それは僕らは

 

「清掃をする為に集まった団体であり、人を集める為に作ったNPOではない」

 

という事なんです。だからやれる人がやればいい 例えそれが1人でも2人でもというスタイルに変更をしたんですね。そうこれでストレスを軽減したんです。ビジネスをやっている人やイベントをやる方はこの辺りを否定する方も多いかもしれません。確かに経済活動とは逆の方向になっていますよね。しかしそもそも実は経済活動自体に「盲点」が存在します(これについては別の回で書きます。顧客満足度について) 

 

基本として この手の活動は何かの催しが合った場合「都合で出れません」という形で断るのだけど、サプライズの場合は逆で 出れない事が前提になっているから参加出来る時は

「参加します!」という形になるんですね。だから参加自体がポジティブシンキングになるわけです。

 

ストレスが軽減した事などが影響をして、この後清掃活動は「人が増えた」のです。

そして僕がいつも言っている事が出てきます

 

「1000人が1回集まるより、10人が100回集まる活動の方が良い」

 

これは地域活性においては間違いない事だと思います。イベントをやるのか文化を創るのか

地域を作るのは短期的ではないんですね。中長期のビジョンを作り、それを実行してこそ成せるものなんですね。

 

だからこそ「どうやれば継続が可能なのか」を考える必要があるということです。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    古藤田博澄 (水曜日, 26 2月 2014 08:06)

    修善寺大掃除は、ぼくにとって一つのコミュニティになっていて、参加すれば飯倉さんに会えるよな、そしたらあの話ししよう…とか、〇〇さん来てたらゴミ拾いながらあの事聞いてみようとか、事前に連絡して修善寺大掃除の日を打ち合わせの日にしたり。毎度参加しているわけではないけど無くなっちゃうと困る、不便。なんてなぁ~

  • #2

    飯倉 (水曜日, 26 2月 2014 14:21)

    古藤田さん コメントありがとうございます^^ 清掃の場は交流の場でもありますよね、 最初は小さかったですが 今ではロータリーの皆さんにも認めて頂ける活動となりましたし、学生達も喜んでいると思います。 やっぱり継続は力ですよね、これからも少しづつ重ねて行こうと思っていますので よろしくお願いします^^