ビジネス展開するNPOの本音?

静岡県焼津市で地方創生とNPOの役割というテーマで 島田市のNPOクロスメディアが主催のパネルディスカッションが行われる。そのタイトルが「ビジネス展開するNPOの本音」だ。


ゲストは 静岡県富士市で活躍するNPO吉原宿、その代表の佐野氏。 観光で有名な熱海市からは全国的にも有名なNPO atamistaの市来氏。そして伊豆市から私、飯倉清太が登壇する。


ちなみに僕ら3人は年に数回は一緒に食事をしながら情報交換をする仲なのですが、ここのところそれぞれ忙しくて中々会えない、しかも忙しい理由が 「リノベーション」「ゲストハウス」「デベロップ」とそれぞれが全て不動産関連でバタバタしているのです。


ということは・・・・ NPOというのは不動産に向かっているのか????


元々ぼくの知っている範囲ですが 佐野さんは市民センターの「コミュF」を運営していて、そこからスポーツバーや吉原商業の女子高生と一緒に駄菓子屋を経営したりと多岐にわたるアイデアマン。商店街系には強い人


市来氏は元々はIBMかな? そこから地元の熱海に戻ってNPOを設立し、そこから地域活性、おんたま、カフェロカ〜からゲストハウスまるや という流れで進んで来ている人。顔がカッコいいからモテるんですよ。ファンも多いし全国区


確かに知人の方々も皆さん 不動産 小屋 コンテナハウス リノベーション ゲストハウスなどなど

に移行している気配があります。ブームなのか これからのトレンドなのか・・・・


この話にしてみても ただ単純に 「へ〜そうなんだ」って考えると そこで思考としては止まってしまう。 なぜ皆さんがリノベとかになるのか、なぜ不動産なのか を分析してみるのはとても面白い。

僕自身の見解ですが、実際いまの静岡県の空室率は18%位を推移していると思われます。ということは5軒に1軒は「空き部屋」という事になります。賃貸物件がいいのか、それとも持ち家がいいのか  資産になる? いやいやリスクだ。 色々な方が色々な方面で話をされていますが、では実際の賃貸はどういう条件で動いて行くのか。 駅に近い?学校に近い? 確かにその通りなんですが、これからは

「人口が減る」という大前提があります。 少子高齢となれば子どもが少なくなりますよね

最近よく聞く話は「子どもがいるときはいいけど、進学や就職で家から離れたら 2階にあがる事がなくなった」という事です。 そうなんですね 単純に2階建ての家の2階部分は子どもが住んでいる事が多い、でも巣立ったら 実は夫婦で平屋で十分だとも聞きました。


これに伴っているかどうかはわかりませんが、仕事だって同じ状況であり「事業継承」という話題はいつも出ます。素晴らしい仕事なのに跡継ぎがいないからそこで絶えてしまう、結果地域としての産業の低下につながっていく。これもまたよくあるパターン (これでまた空家が増える・・・・)


でもね、これは仕方がないと僕は思います。なぜならば 日本全体が人口が減っている状況で

どこか一カ所だけ 一気に増えるということもない訳ですよ。 となると いまある限られた

マーケットをどうやって取るかという話になってくると思うのです。


熱海も吉原も 商店街などは古いものがたくさんあって、その内装を変えて人がもう一度チャレンジする場を作って行く 素晴らしい取組みをお二人ともしています。 完成したら僕もぜひ拝見したいなと思っていますし遊びにも行ける。(実際に5軒に4軒は稼働しているのだから その理由があるはず)


ただ このお二人やその周りの方々が ここがゴールだと思っている?かといえば それは違うと

思います。多分まだまだ先に色々なことを考えているんでしょうね。そういうことを聴く場としては

とても面白い時間になるのではないかなと感じます。特に静岡・焼津・藤枝・島田 などでは商店街

の問題もありますからリノベーションという話はとても参考になると思います。


僕の場合は 地元の企業とNPOがコラボレーションすると 一体どうなるのか というような

お話をする事は出来ると思います。 


あとは事前に来ている当日の質問内容に 「地方創生ってどうよ?」ってあったと思いますが

(あ、事前に話してはいけない?) 

全然わかりませんよね 地方創生って。 僕自身も地方創生の委員で会議には出て一応の

意見は発言していますが それが実際どうなるのかは見えないですよね。項目も多すぎるし

市町村それぞれの戦略を創りつつ 今度は静岡県も創るっていうんですから マッチするの?

と思ってしまいます。 多分企画の作り方が・・・・

あ、これ以上は 発言するのはここではやめておきます・・


続きは 会場でw