私たちのNPOサプライズは、2008年に「ゴミ拾い」をきっかけとして、「地域をきれいにしたい」という想いからスタートしました。活動初期は、観光業に関わる仲間たちと共に、伊豆の山間部で清掃活動を行っていましたが、次第にその輪を広げ、2011年からは地元・修善寺の高校生とともにまちの清掃活動を開始。「1000人が1度やるよりも、10人が100回続ける文化」を大切にしながら、毎月1回の活動を継続し、現在で14年目を迎えています。
地域貢献の一環として、2011年より地域情報誌『KURURA(クルラ)』を発行。小中学生を対象にしたこの情報誌は、当NPOスタッフを中心に10年以上継続しており、全国から視察が訪れる事例にまで成長しました。かつて受講生だった子どもたちが、現在は編集部のサポートを担うなど、持続可能な仕組みとして根づいています。
こうした経験から、私たちは「まちづくりは、ひとづくりである」と考え、清掃活動や冊子づくりを「次世代育成」の取り組みとして位置づけ、活動を続けています。
さらに、2011年からは活動の持続可能性を高めるために事業化を選択し、非営利でありながら法人税・消費税を納める「事業型NPO」として、さまざまな地域課題に取り組んできました。現在では今までの経験や繋がりを活かし、静岡県内および伊豆地域において、地域企業・自治体・NPO・大学・スタートアップなど、多様なステークホルダーが共に新たな事業やサービスを創出する「事業共創プラットフォーム」事業の運営スタートさせました。